CopyRight 1999.12.25
建築工房 N 設計 |
|
|
|
3.建築設計事務所といっても色々です
一般の方から見ると設計事務所というと同じような仕事をしているように見えるかもしれませんが、住宅などから超高層ビルまでいろいろな建物があり、事務所ビルを多く手掛ける事務所、マンション専門の事務所など事務所の規模や経営者の考えなどによって対応している建物が違い、得意不得意があります。
施工会社・住宅メーカーの設計事務所
○○建設○級建築士事務所という名前の事務所がそうです。
事務所が独立しているように見えますが、所属している設計者は建設会社の会社員であり、会社の利益や施工性を考えるため、皆さんの思いや希望が設計に反映しにくいこともあります。
申請業務を主とした設計事務所
家を建てるときに必要な手続(建築確認申請)に必要な図面(平面図・立面図・断面図程度)をつくり、認可を受ける仕事を主としている設計事務所です。
工務店や大工さん、ハウスメーカーなどに頼まれて行なうため、代願申請と言われています。
一般的にこの作業が設計と思われているようですが、設計のほんの一部でしかありません。また、その図面(平・立・断面図程度)だけで皆さんがの望む家を皆さんや工事を行なう人に理解してもらうには無理があります。
一般建築を主とした設計事務所
事業所ビルや商業ビル、公共建築などの設計を主とし、組織も大きい事務所が多いです。鉄筋コンクリートや鉄骨造の建物が多く、木造の設計経験がない事務所もあります。住宅の設計をする場合、細かい希望への対応が難しいこともあるようです。
住宅設計を主とした設計事務所
個人組織の事務所が多いです。住宅やマンション、医院、店舗、小さいビルなどを手掛けています。事務所によりその割合は様々です。
厳しい条件でも要求に答えられる経験や住宅に関する研究を行っていますが、木造が得意、コンクリートが得意、デザイン優先(芸術?)、細かい相談はやらない、高齢者・障害者の住まいの経験が豊富など、それぞれ個性的で特徴があります。
自分に合った事務所を選ぶことが成功のカギになります。
|
|
|
|
|
|