CopyRight 1999.12.25
建築工房 N 設計
Kハウスご主人 剛さん
Q
なぜ、設計事務所に依頼しましたか?
A
自分の頭の中にある家へのイメージやこだわり、それらは捜すものではなく造り上げていくもの。
すなわち、ハウスメーカーのように、ある程度決められたものの中から家を選ぶのではなく、あくまでも家は自分で造り上げていくものと考えていました。
その為には、どうしても設計士の方の力が必要です。
初めて設計事務所を訪ねる時は、何か敷居が高そうで緊張しましたが、そんな気遣いは不要でした。
納得いくまで話し合い、気が付いたらN設計の中安さんは3人目にお逢いした設計士の方でした。
Q
建築を進めていく上で設計者との連携は上手くいきましたか?
A
家というのは、立地条件や資金等、何かと制約を受けるものです。
設計に入る前に、それらを綿密に話し合いましたので、この段階では問題が生じても手際良く解決できました。
しかし、実際の建築が始まると少し様子が変わってきます。
実物を見ると、それは設計図面どうりであったとしても、自分のイメージと違うという箇所がどうしてもでてくるのです。
でも、そんな時は躊躇なく設計士の方に尋ねましたし、設計士の方も正直な意見を言って頂きました。 思うに、この意志の疎通こそが最も大切な事で、そのおかげで今も中安さんとはお付き合いさせて頂いていますし、何かと相談に応じて頂いています。
ということで、連携プレイは非常にうまくいったと思っています。
Kハウス奥様 薫さん
Q
なぜ設計士に依頼したのですか?
A
住宅メーカーを何件かまわっているうちに、どこに行っても同じような何LDKという間取りと不透明な坪単価いくらという説明に嫌気がさしてきて、雑誌などを見ているうちに私達が求めていた家は設計士に依頼するべきだと気づきました。
初めての相談で設計士自身の家を見せてもらい、イメージが自分達の希望していたシンプルで広々とした空間というものに合致していたこと、ローコスト住宅に積極的に取り組んでくれるという2点が大きなポイントでした。
Q
設計士に依頼して良かったことはなんですか?
A
何と言っても、自分達のオリジナルの家が建てられたこと。
将来の増改築の余地まで考えた家になったこと。
収納が用途に合っていて使いやすいこと。
また、土地の買収を含め専門家の中立の立場で色々とアドバイスしてくれたのはとてもありがたかった。
動くお金が大きいだけに、いいものを作りたい、でも省けるところは予算を省き、安全上などかけるべきところは予算をかけるという見極めが、中立的立場の専門家のアドバイスに よりはっきりしました。
自分達の疑問にもひとつひとつ時間をかけて答えてくれたり、調べて疑問点を解決してくれて、感謝しています。
また、建築会社に言いにくいこと、聞きにくいこともはっきり伝えてもらえて三者間の関係(建築会社、設計士、施主)がスムーズに行ったと思う。この点がオリジナルの家を造れるという以上に大きなことでした。
私の気に入っている点はシンプルで広々していること。
希望どうりの化学の実験室のようなダイニング続きのオープンキッチン。
飛行機の台所用に全てが隠せる収納。
家が完成したものではなく将来への夢が残されていること。
後悔している点は子供が出来ることを考えていたつもりだったが、危険な部分が多かったこと(自分達の認識が不十分だった)。
窓のことをあまり深く考えなかったこと。
コストダウンのためにはめ殺しと内開きの窓は、後で変更がきかない物だけにキッチン以外は後悔している。
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